複数の友人から、MBAは実際に役に立っているか?などと最近質問されたので、その答えを書いておこうと思います。
A.役に立っています。
Ex.1) 実際に現在の仕事でCSRについての戦略プランを提出し、全社プロジェクトになりました。
Ex.2) 何かビジネスを立ち上げようと考えた際、ファイナンシャルプラン、マーケティングプランなどが専門家の手を借りなくても自分で作れる。
Ex.3) 経営分析をし、問題のあぶり出しとその解決策を提案することが出来る。
Etc…
実践に基づいたシュミレーションやフレームワークなどを実在企業をモデルケースとして行うので、こういった力が付いたのだと思います。
幸い、それらの分析をやるべき仕事に就いている為、覚えた事を忘れる前に定着させることが出来ているのだと思います。
私は優等生ではありませんでしたが、知識はしっかりと助けになってくれていると思います。
Q.何故MBAを取ろうと思ったのか?
A. 国際ビジネスの場に居たいのであれば、MBAは必須と感じた為。
香港在住時、海外でのビジネス相手は大抵LinkedInで繋がる事が多く、彼らのほとんどが何かしらのMaster degree(修士号)保持者であったこと、また転職したいなと思って求人を見ると、多くの企業がMBAを要求していたこと、友達はあらゆる国からの赴任者が多く、またしても多くの人がMaster degreeを持っており、国際企業では赴任者に修士号を求めているようだと感じたことがその要因です。
因みにMBA取得前は私の最終学歴は短大卒でした。今思えば、大昔最初に子会社社長に昇進した際に、アメリカ人の友人から、「何故Associate degreeで子会社社長に就任出来たんだ?」と聞かれたのが納得できます。当時は「失礼な!今までの実績が評価されたからでしょ!」とか生意気にも言っていましたが、アメリカ目線だとよっぽどのウルトラCみたいなものに映ったのでしょう。
Q.オンラインでのMBA取得は簡単だったか?
A.私にとっては超難関だった。
ポーランド人の友人が、自分もMBAを取ろうか考えているが、フルタイム勤務だとやはりオンラインの方が現実的なので、取得が簡単ならやってみようと思う。と言っておりました。
私は英語での学習はHong Kong Management Association主催のCorporate Human Resource Managementという認定書(Certificate)が貰える3ヵ月のコースのみ取得した事がありましたが、学校の授業は初めて。特に大学院レベルになると、論文を読む事が多く、学術的な記載や単語に物凄く苦労させられました。
更に、時間的制限も厳しくありました。オンライン学習とは言え、学期は決まっていて、教授によっては毎週宿題を出す人も居た為に、1週間あたりの必要学習時間は10時間から15時間ほどで、宿題や試験レポートの提出期限は厳密でした。
フルタイム勤務しながらの学習だったので、試験レポート提出の為に徹夜したことが数回。。。これ以前の学生時代に勉強で徹夜などしたことがありませんでした。
Q.学費は?
A.通学よりは安い。
全部で150万円位だったと記憶しています。
通学も1週間必修であるので、滞在費やチケット代などを入れるともうちょっとだと思いますが、200万円行かないくらいだと思います。通学だと、安くても300万円~でした。ハーバード大学など、超有名高偏差値大学に至ると2000万円くらいでした。。。学費免除の天才かお金持ちしか集まらないシステムはある意味人材の宝庫ですね!