ニュースレターへの掲載 Lean In

本日、オリンピック組織委員会会長、森さんの発言が問題としてメディアで報道されておりました。
日本は残念ながらまだまだジェンダーギャップ指数が世界153か国中、121位という非常に残念な状況であるのを世界に再認識して頂く機会になったのではないかとすら思えます。

さて、このような環境下ではありますが、2020年6月から地道にボランティア活動を続けている、女性のキャリアサポートサークルがそのプラットフォームであるLean Inのニュースレターで取り上げられました。

Lean Inとは、FacebookのCOO、シェリル・サンドバーグさんがファウンダーとして立ち上げた、女性のキャリアをサポートするNPOです。(2021年2月現在、日本語版はなし)

掲載されたこちらは、サークルリーダー向けのニュースレターである為、オリジナルはオンライン掲載されておりません。
この活動を始めたきっかけは、アレックス・バナヤンの著書、サードドアの紙面で、以下の図を見かけたことが始まりです。

”同じ距離だけど何か?” 白人男性と有色人種女性の社会的難易度をシュールに描いた1枚。

既に私はガラスの天井と呼ばれる障壁を若くして突破していた為、この絵を見て衝撃を受けたのです。そして、実情のリサーチを開始したのでした。
リサーチで最初に目にしたレポートが、マッキンゼー&Co.とLean Inが共同で発表したWomen in the workplaceでした。
このレポートによると、女性が昇進できずにいる障壁は、ガラスの天井ではなく、一番最初のステップが最大の障害で、これを壊れたはしごと呼んでいました。
私自身も自分の最初の昇進では、周囲の3倍結果を出さなければならないように感じていたことを思い出しました。

※The circle name has changed as “Glass Ceiling Breakers” and this is about the US.

2020年12月より日本語版の活動を開始しております。

性別問わず、女性のキャリアサポートサークルにご興味をお持ち頂きましたら、Facebookグループへご参加ください。

日本語版
https://www.facebook.com/groups/390660422298441


ハーバードビジネススクールオンライン、サスティナブルビジネス戦略コースを修了して

2020年12月中、ハーバードビジネススクールオンラインのコースを受講しておりました。

非常に多くのコースが用意されている中、近年世界が注目しているESG、SDGsに関連するプログラム、Sustainable Business Strategy(サスティナブルビジネス戦略)コースを選択しました。

企業戦略としてレインフォレスト認証を取得したリプトンのケーススタディや、洗剤業界へ働きかけを行ったウォルマートの戦略など、実在企業を事例として多くの学びを得ることが出来ました。また、業界によって注力すべき指標を示す、SASBマテリアリティマップや、有限資源を利用したビジネス戦略対戦なども非常に印象的でした。

2015年に採択されたパリ協定に則り、159か国が国連目標に合意しています。日本もそのうちの1か国であり、2030年までに温室効果ガスを26%削減することを目標に掲げています。
また、ESGに関する事項は近年では株主責任の範疇ともされつつあり、特に機関投資家についてはその主導性が期待されています。上場企業に於いては、ESGへの取り組みは必須事項となって行くことが予想され、その取り組みレベルも評判や規制に基づくものではなく、業界をリードする事が求められるようになると思われます。サスティナブル戦略は中長期計画となる事が多く、付け焼き刃で対応出来るものではありませんから、企業は適切な検討が必要ですね。

私が独学で英語を覚えた際のアイテム紹介

woman in front of her computer

留学経験なしでも海外移住して、英語で仕事をして、仕事をしながら英国MBAを取得するところまで英語を勉強した方法について、別記事で先日公開しました。
>>私が使った英語学習法

今回は、具体的にどんなアイテムが良かったか、私の感想とお薦めを紹介します。

【初級編】ド定番アイテム。本。

英語を勉強する為の本はとにかく沢山買いました。が、、、私は学習本に対する好みが非常に偏っていて、最後まで通読した本は本当に少なかったのです。


学生の時の愛読書で、英文法読解の本があったのですが、大昔の事なので、残念ながら絶版になってしまったようです。

アマゾンで中古品が出品されていましたので、載せておきますね。

受験勉強中に使用したこの本がとにかく大好きで、隅々まで読んでいたことを覚えています。とても見易くて、解説も分かり易くて、勉強なのに夢中になり、私の大事な本コレクションに入っていました。

引っ越しを沢山した為に紛失してしまった本です。

英文法

起きてから寝るまでの表現

それから、会話表現を覚えようと思った際に軽く読んでいた本です。
通勤中の電車の中で主に読んでフレーズを覚えていました。
家に帰るとこれを独り言で言いまくりました。

日本人が知らなかった英語表現

会社に誰かが忘れて行った本だったのですが、なかなか面白かったのでこの本のフレーズも覚えました。

英会話教室

ズバリ、個人レッスン数か月、有名どころの体験レッスンに行ってみましたが、どちらもテキストを読みながら、会話を練習するというスタイルで、全く好きになれなかった為、私には合いませんでした。

アイテム紹介なのに、挫折した物紹介です。
英会話スクールの先生は、ワーキングホリデーなどで日本にやって来た、英語を母国語としているだけの人達である事も多く、払う金額に見合ったクオリティーではないと判断しました。

【中級編】パーティー参加


ある程度言葉に出来るようになった際には、ランゲージエクスチェンジやインターナショナルパーティーに参加して練習していました。

InternationMeetup などで調べてみてください。
沢山パーティーはありますが、その目的も色々なので、自分に合ったものを見つけるのがポイントです。

1人ぼっち参加でも全く問題ありません。
不安な人は、特に言語学習を目的としているグループに入ると良いと思います。

何故中級編なの?と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、ビジネスに関係なく集まるランゲージエクスチェンジなどは下手でも全く問題ありませんので、気負わなくてOK!ということで中級にしました。

【中・上級編】ケーブルテレビ

これはかなりお世話になりました。
特にいつも付けっぱなしにしていたのは、FOXチャンネル。
アメリカのドラマが沢山やっていて、しかも1週間の中で同じ放送が最低3回は流れていました。

日本語吹き替え版を見て、あらすじを理解した後、字幕版を見て、日本語吹き替え版を副音声にして英語のみ字幕なしで見る。という3段構えで見ていました。

よく見ていたドラマの日本名タイトルは、ドクターハウス、ゴースト天国のささやきでした。
24やプリズンブレイクも見ていましたが、何度も繰り返し放送するドラマを選んで観ていたように思います。

因みに今は何も契約していません。
スペイン語チャンネルを流しっぱなしとかやりたいなと思っているところです。

最後に、上級になったら

アイテムではありません。

友達、同僚、近所の人、Zoom飲み会など、どんどん交流を広めましょう。

言葉はやはり生が一番です。

そして、使えば使うほど上達します。

また、学習ツールには自分に合った物、好きな物を選ぶことで、仕方なく嫌々の学びではなく、楽しい物へと変わります。

是非、続けてみて下さい。

私が使った英語学習法

text on shelf

日本生まれ、日本育ちですが、海外事業をこなし、英国MBAを取得できるレベルまで伸ばす事が出来た、私の英語学習法をご紹介してみたいと思います。


私自身、学習する中で、何度も壁に突き当たっていますので、どのような段階だったか、どう克服したのかをお知らせしていきますね。

初級、中級、上級と区分けしましたが、私の感覚値です。

因みに、2014年9月に一度、英国領事館が主催する英語レベルチェックを受けた事があり、7段階あるレベルのうちの上から2番目、Upper intermediateでした。
イギリスのオンライン大学院に入学したのは、翌年2015年の5月です。
このオンラインMBAについてはまた別の機会に詳しく書こうと思います。

初級:中学、高校で習うレベル。単語や文法中心。片言英語。話すのも聞くのも苦手。
中級:大学受験・短大で習うレベル。言い回しを覚える。表現・聞き取りに不自由。
上級:日常会話・仕事で使うレベル。分からない箇所は尋ねてクリアにする。慣れる。

初級の壁と克服法

私の祖母が流暢な英語を話す人だった為、幼いころから英語に興味がありました。
小学生の時に強制的に勉強させられた時期もあったのですが、それには拒否感を覚え、まともに勉強を始めたのは、中学校で習うようになってからでした。

中学、高校の授業では、ひたすら単語と文法を教え込まれます。
中学生の時に海外の子供と文通を始めたのですが、「私はxxに住んでいます。私の趣味はxxです。」といった、非常に単純な事しか書けずにいました。

会話も同レベルに、非常に単純な事しか話せない状態でした。

高校に入ると、選択授業はほぼ全て英語を選択し、ひたすら単語と熟語と文法を覚えました

単語を覚える事自体が私にとってはでした。

この壁を克服する、つまり単語を覚えるのに使った方法は以下でした。


●単語カードを作って通学途中にひたすら覚える
●単語ノートを作ってひたすら書く
●付箋に単語と意味を書き、家の机に貼りまくり、覚えたら捨てる
●独り言を英語で言いまくる。



この時の頭の中は、日本語で考えた言葉を英語にする。英語を読んだら日本語に直して理解する。といった流れでした。

中級の壁と克服法

大学受験の勉強を一通りすると、かなりの単語、熟語、文法を覚えている状態になっていると思います。

これをベースとして独り言英会話練習をひたすら続けます。
自分が日常で思う事をとにかく全部英語で言葉にしてみるのです。
かなり怪しいので(笑)、自宅でしか出来ませんが、頭の中で考えるだけでなく、声に発する事が重要です。

この時に突き当たった壁は、言い回しの表現と聞き取りでした。

それを克服する為に行ったのは以下の方法です。


●言い回し表現の本を買ってひたすら暗記し、声に出して使ってみる。
●言いたい事が言えない時、他の言い方で伝えられるか試してみる。
●インターFMを付けっぱなしにして聞きまくる。
●ケーブルテレビで海外チャンネルをずっと付けておく。

これをずっと続けていると、ある時ふと、日本語から英語に訳さず、英語を英語として考えて言葉にするという瞬間を体験したのです。

そこで気づいた事は、翻訳する方が実は難しいという事。
翻訳する事なく、そのまま英語で考えて英語で発する方がより易しいという事に気付いたのです。

そして、テレビやラジオの付けっぱなし効果は、耳が英語に慣れて、分からない単語でも、音で拾えるようになりました。

日本人が英語を聞き取れない理由は、日本語と英語の音域の違いにあるらしいですよ。
子供の頃から英語に触れていたら、こんなに苦労しなかっただろうなと我ながら思います。

分からない単語を書き留め、辞書で調べて、付箋にして貼っておく。その単語を使って言葉にしてみて、覚えたら付箋を捨てる。

私が見ていたチャンネルはFOXだったのですが、これからテレビ付けっぱなし学習を取り入れようと思う方には、BBCなどイギリスや、他国放送の英語のチャンネルも併せて観る事をお勧めします。

理由は、覚えるアクセントに偏りをなくすためです。

私は留学経験ゼロで香港に行きましたが、香港は元英国領であった為、多くのイギリス人が住んでいました。そこで、私が話すのを聞いた人たちは、「君はアメリカ英語を話すね。」と言うのです。

学生時代にイギリスで1ヵ月研修を受けたのに、アメリカのテレビばかり見ていた為にそうなったのでした。

アメリカ英語が悪いとは言いませんが、省略語が多く、発音も異なり、イギリス人には好まれません。一応違いを知っておいた方が第二外国語として使っていたとしても、教養があると思われます。

上級の壁と克服法

さて、英語で考えて英語で発する事が出来るようになり、聞き取りも上達している状態での壁、それは自信を持つ事でした。

日本国内に居る場合には、英語を使おうとすると、その状況を作る必要があります。

私は英会話学校や個人レッスンを試してみたものの、自分には合わなかった為、独学で覚えて来ました。

実際に使う場として、インターナショナルパーティーに参加する事にしたのです。

これがなかなか実践的で面白かったです。
自分が話せる範囲が分かるし、聞けないアクセントにも気づくことが出来ます。

まだオドオドしていた時は、少しお酒を飲んでから話す方が上手く感じた事もありました。

そんな状態で香港に渡り、英語生活が始まった際には非常に不安でたまりませんでした。
しかし、生活しなくてはならないので、背に腹は代えられない。

克服法は後で振り返って結果的にそうだったな。と思ったものです。


●とりあえず伝える。
●分からない時は違う言い方をしてもらうよう頼み、内容を確認する。
●自分が伝えた内容を相手が理解してくれたか確認する。

これだけ?と思われそうですが、自信を付けるには、使い続けるしかありませんでした。

生活で使い、仕事で使ううちにだんだんと慣れてきました。

全世界の英語話者のうち、75%は非ネイティブです。
少しくらい下手でも、アクセントがあっても、通じれば良いのです。
そして、結局は言葉はコミュニケーションのツールなので、分からなければ聞けば良いのです。
とにかく、ガンガン使ってみましょう。
使う場がなければ、インターナショナルパーティーなど、そういう環境に行ってみることをお勧めします。

外国人の友達を作ってみるのもとても良いと思います。

まとめ

ここまでさらりと書いていますが、実際には非常に長い道のりでした。
言語はやはり積み重ねだと思います。

私の体験を記載していますので、学習方法に合う合わないがそれぞれあると思います。ちょっとした参考にして頂けると良いと思います。

若いうちに始めればもっと短縮できるのでしょうけれど、インターナショナルスクールに通うなどしていない限りはやはりそれなりに大変な道のりでしょう。

言語学習は一日にして成らず。

私は今では積極的に英語学習をしていませんが、なるべく海外のコミュニティーに入ったり、分からなかった単語は今でも付箋に貼り出しています。


英語はツールでしかありませんが、確実に世界を広げてくれるので、地道に頑張る事をお勧めします。

質問などありましたら、お気軽にコメント下さい。

英語に自信が無くても上達する方法

英語は仕事で一応使っているのに、何となく自信が持てない。
英語に自信がなくて、上手に話せず、躊躇してしまう。

そんなお悩みを持っている人に多く遭遇します。
特に留学経験もなく、大人になってから英語を学ぶと苦労の連続ですよね。

私もそうでした。
それでも、単身で海外に渡り、7年間海外ビジネスを経験し、英国MBAを取得することが出来ました。
ぶっちゃけ、今でも語彙力が足りず、辞書のお世話になり続けていますし、日常会話の理解度は80%程度の時がありますが、それでもどうにかなっています。

そんな私の体験を通して、8割の理解度でも何故どうにかなっているのかどうやったら英語に自信を付ける事が出来るのか、を解説していきます。

よくあるケース 【英語に自信が無い人 3つの理由】

私が実際に国際ビジネスの場や、国際会議、インターナショナルパーティーなどで出会った人達から、英語に自信が無い理由について聞いた最も多い理由が以下でした。

1.仕事で英語は使っているけど、日常会話が苦手。
2.会話レベルは習得しているけど、発音するのが恥ずかしい。
3.通じなかった時が、猛烈に恥ずかしく感じる。

因みに私自身の経験では、コツコツと英語の勉強は続けていて、何となくレベルで話せていた状態で、留学経験もないまま、スーツケース1つで香港に行って、そのまま帰るのをやめ、7年居住しました。英国MBA取得は後の事でした。

最初は全く英会話に自信などありませんでしたが、そこで生活する為には広東語か英語が不可欠でした。広東語の基礎知識などありませんから、必然的に英語が選択された訳です。

さて、英語に自信が無い理由について1つずつ解説します。

1.仕事で英語は使っているけど、日常会話が苦手。

こういう人、物凄く多いんです。

何故か。

理由は簡単です。
仕事での会話範囲は仕事内容に限られるので、いきなり関係ない話が出てくることはありません。

日常会話、特に他愛のないお喋りでは、話の内容が多岐にわたり、話も色々飛ぶので、難易度が高いのです。

意外かもしれませんが、ビジネス会話よりも日常会話の方が難易度が高いのです。

英語のスキルを聞く場面でも、ネイティブレベル、ビジネスレベル、日常会話レベル、あいさつ程度、といった具合に並んでいる事が多いと思います。

このような順に並んでいると、一見ビジネスレベルの方が上級に見えますよね?

でも違います。

仕事では、実は理解度が8割程度、では困りますので、分からない事があれば聞きますよね?
それは、日本語でも同じことだと思いますし、英語に自信が無い場合は、特に慎重に確認をしながら業務を進めていることでしょう。

でも、日常会話で何度も確認する事に引けを感じてしまい、結果的にモヤモヤが残って、自信喪失に繋がっている事が多いのです。

解決アドバイス:
●ビジネスよりも実は日常会話の方が難解という事を理解しよう。
●分からない事があったら、遠慮なく聞こう。
●大勢で話している時に流れを止めたくない、でも分からないという時は、こっそり隣の人に聞く勇気を持とう。

分からない事があった場合は、自分が分からなかったことを見つけた。と考えて克服すれば、ステップアップに繋がります。

2.会話レベルは習得しているけど、発音するのが恥ずかしい

英語の発音って、日本語と全く異なる上に、自分でやってみるとあまり上手に出来ない為、どうにも照れ臭くなってしまう。

そういう人は男性に多いような気がします。

発音が下手。でも気にする事はありません。だって、私たちは英語ネイティブじゃないんですから。

アメリカ人のコミュニティーで英語でグループセミナーを開いたり、自分の知識と興味の棚卸のためにYouTube投稿(登録者が少数しかいない!)をしている私の発音もバッチリ日本語訛りですが、気にしていられません。
だって、直せないんですもの。

努力はしているし、少しは上手になるようにと試みていますが、子供の頃に英語を覚えた人にはどうしても追いつかないと悟りました。

解決アドバイス:
●ネイティブ並みの発音が出来なくてもOK!と自分を受け入れよう。
●発音の練習は真似をする事から始まる。こっそり影練しよう。
●話さないことには上達もしない。下手でも話しまくろう。

それでもまだ躊躇を感じる人は、YouTubeなどで非ネイティブの人達が話す英語を聞いてみると良いと思います。

インドとか、香港とか、アクセントが強烈過ぎて慣れないと聞き取れなかったりもしますが、彼らが全く躊躇してないのが見て取れると思います。

3.通じなかった時が、猛烈に恥ずかしく感じる。

自分が勇気を出して話していることが通じない時、恥ずかしくなってそれ以上伝えるのをやめてしまう事はありませんか?

これを乗り越えるのに役立つデータをお知らせします。

世界の英語話者の75%は非ネイティブである。

この事実は、ちょっと驚きませんか?

世の中の殆どの人が第二言語として英語を使っているので、下手でも全く気にする事は無いのです!

そして、私の経験では、相手がネイティブスピーカーの場合、国際経験・グローバルマインドを持っている人とそうでない人では会話の仕方が全く異なる事に気づきました。

国際経験がある人は、他の言語を話さない場合でも、相手が理解できるようにゆっくり、ハッキリと話し、聞く場合も根気強く理解しようとします。

逆に、国際経験ゼロで、他の言語も話さず、外国人と話す事に慣れていない人は、通じない時どうしたら良いのか分からない。または、解って当たり前。といった態度になってしまう事があるのです。

解決アドバイス:
●世界の英語話者の75%が非ネイティブ!というのを思い出し、恥と思う事をやめよう。
●通じない時は、言い方を変えて試してみよう。
●何度もチャレンジする事が上達の道!トライしている自分に自信を持とう!

英語のレベルと自信は直結させるものではありません。
また、英語のレベルが低いからといって、仕事の能力が低い訳でもありません。
そもそも第二外国語を勉強している、話しているという時点で自信を持ちましょう!

まとめ

いかがでしたか?

私が香港に一人で渡った時、アパート探しやその契約、各種公共料金の手続き、など、どうにか自分でやらなければならない状態でした。

特に、人から紹介された弁護士さんと会った時が一番緊張しました。
“どうしよう。ちゃんと通じるかな。”と思いながらミーティングをした際、意外とOKだったと気づいて、物凄くほっとしました。

そして、ちゃんと通じたこと、弁護士とミーティングが出来たことが自信に繋がったのです。

生活する事が第一だったので、苦手とか、恥ずかしいとか、通じなかったらどうしようとか、思う余裕もありませんでした。

毎日使うことで、だんだんと上達し、仕事でも契約交渉が出来るレベルになりましたし、イギリスの大学院でMBAを取ろう!という挑戦もすることが出来ました。

言語の習得は毎日の積み重ねです。
日本で勉強している時には、ケーブルテレビの契約をして、見ない時でもずっと英語のチャンネルを流していました。

JCOMとスカパー、どちらも試したことがあります。
英会話学校に通うよりは、私はテレビつけっぱなし学習の方が自分に合っていました。
テレビにお金を払うなんて!と思う方、英会話教室に通うよりも格安だと思います。

オンライン英会話などもありますが、私はテキストやプログラムに沿った学習よりも、自分が興味のある個所だけ拾っていく独学の方が良かったです。

耳を慣らして、独り言で話しまくるのがお薦めです。

この記事が誰かの役に立てば嬉しいです。

グローバル人材育成のコツ

group of people sitting indoors

この記事は、経営者向けに記載しています。
個人がグローバル人材になる為のコツについては、別記事で書く予定です。

それでは、質問です。

グローバル人材を育成したいけど、イマイチポイントが分からない。
グローバル人材育成プログラムを実行しているが、成果が出ない。
英語を話せる社員がいるのに、あまり活躍出来ていない。

そんなお悩みを感じたことはありませんか?

この悩みを打破する、グローバル人材を育てる・グローバル人材になるコツをご紹介します。

[toc]

そもそもグローバル人材の定義は?

グローバル人材って何?英語が話せること?と思いきや、言語だけではないのです。
文部科学省が定義しているものがあります。
大まかには以下の通りです。

I. 語学力・コミュニケーション能力があること
II. 積極性、柔軟性、チャレンジ精神、課題発見、問題解決能力があること
III. 異文化に対する日本人としてのアイデンティティ―

※文部科学省資料

これをまとめて言うと、英語(とは言い切っていないが、国際ビジネスでは英語が断然主流)が話せて、オープンマインドで、リーダーシップを執れる、日本の文化を理解した上で上手く調整も交渉も出来る人。

ということでしょう。

何故、グローバル人材が育ちづらいのか

さて、上記の文部科学省の定義について、しっくり来ましたか?


ここからは、香港で7年暮らし、グローバルコミュニティーに入り、グローバルエリアで仕事をした、完全なる私の個人的意見を述べます。

文部科学省が提示している上記の I.、II.については異論ありません。

しかし、、、

一旦グローバルな視点を持つと、日本人であるアイデンティティーを自覚しろと強調されると、とても窮屈に・不自然に感じるのです。

何故なら、生まれも育ちも日本であるならば、自動的にアイデンティティーは刷り込まれているもので、わざわざそれを自覚せよと言語化する事は、日本スタイルをあくまでも貫けという意味に感じる為です。

逆に言うと、海外で育った日本人に“日本人としてのアイデンティティーや日本文化への深い理解”という言葉を突き付けるのは少し残酷にも思います。

そもそも、グローバルな視点を持つということは、自分の文化背景を持った上で、異なる文化や人、組織や国を理解して受け入れるということなのです。

そして、異なる世界に飛び込むには、今までの固定概念をニュートラルにする必要があるのです。

日本の常識や商習慣が世界の違う国での当たり前であるとは限らない為です。

では、どうしたら良いのか?

手っ取り早いのは、海外に1年単位の長期赴任で送り出す事だと思います。

その状況にない場合は、グローバル人材育成プログラムなどに頼る前に、まずはどのような人材が育成対象候補になるのか、5つのポイントをお話します。

● 英語は必要だが、話せるだけでは不十分
● 物怖じしない積極性があること
● 高いコミュニケーション能力があること
● 自立心があり、冷静に物事を判断できる
● 粘り強さがある

この5つのポイントを、掘り下げて一つずつ解説します。

英語は必要だが、話せるだけでは不十分

これは、割とよく間違えてしまうポイントなのですが、英語が話せるという理由だけで、本来は全く適性が無いのに海外プロジェクト担当にしてしまうという痛恨のミス。

日本では英語を話す人口がまだまだ発展途上で、確かに言語はスキルですが、仕事をする上ではただのツールに過ぎません。

「日本語を母国語として読み書きできる人全員が小説家になれますか?」と聞かれたら、日本語を母国語としているだけでは無理がありますよね。

それと同様、英語を話すだけでは不十分なのです。
逆に言えば、英語のレベルがまだ低くても、その他の適性を備えていて、本人が学ぶ気持ちがあれば良いのです。

物怖じしない積極性があること

異文化では、分からない事が沢山ありますし、想定外の事も常に起きることがあります。

知らない人に話しかけるのを躊躇するようでは、小さなことで躓いてしまいます。

危険に飛び込めという意味ではなく、当たり前の事であっても、分からなければ「なぜ?」「どうしたら良いのか?」「誰に聞いたら良いのか?」など、一つ一つ疑問をクリアにしていく必要があるのです。

また、商習慣の違う相手とは、常に交渉が発生することもしばしばありますので、この積極性が不可欠となります。

高いコミュニケーション能力があること

どこに行っても相手は人です。

異なる価値観の相手とスムーズに仕事を進める上で、コミュニケーション能力は必須です。

相手を理解し、受け入れ、自分自身についても理解してもらえるよう働きかける。

こういったスキルは、対外的にも、社内でも非常に必要とされていますが、本人が持っているキャラクターによるものなので、トレーニングで容易に身に付くものではありません。

素質を最初に見極めましょう。

自立心があり、冷静に物事を判断できる

日本の組織では、商談相手への返答などに上司の意見を一つ一つ伺うという風潮がありますね。

しかし、海外では、商談の度に上司に確認します、本社に確認します。という返答では、子供の使いのようだと思われ、そのうち相手にされなくなってしまいます。

もちろん、上司や本社の意向などは事前に確認しておく必要があるとは思いますが、日本とは商習慣が異なる為、自立心と判断力が求められます。

また、不測の事態が起きた時に即時に判断して行動できることもリスク回避の意味でも重要です。

粘り強さがある

特に交渉などが生じている時には、粘り強く何度も伝えなくてはならない事もあります。

また、国によっては手続きなどのスピードが格段に遅いことも良くある事なので、諦めずにじっくりと取り組めることが求められます。

こちらの意向を伝える際にも、そもそもが異なる者同士の話なので、誤解の無いよう、丁寧に確認しながら話を進めることが大切です。

おわりに

最後に一つ、経営者目線で大切な事をお伝えします。

グローバル人材は、変化に柔軟な人材です。
視野を広げて、より多くを吸収していきます。

より成長した際には、古来のやり方や精神論などに合致しなくなる時が必ずやってきます。

それを見据えて、育成する側も時代の変化と共に、一緒に成長するよう心掛けてください。

おわり

昔の同僚からの嬉しい連絡

サードドアの著者、Alex Banayanが開催している、40日間セッションに参加した後、バルコニーで新たな出版企画書について考えていた時、新着メール音が鳴りました。

携帯で見てみると、以前、バックスグループで一緒に仕事をしていた、ココブリーズの阿久津社長からでした。

メールをすぐに返信しましたが、10年ぶりくらいのキャッチアップとなるので、電話をかけてみたところ、長期のブランクはすぐに埋まりました。
お仕事はかなり順調だそうで、コロナ明けにはお会いしましょうとお約束したのでした。

昔一緒に働いた仲間は、気心も知れている上に、お互いのスキルや得意分野を熟知しているので、気軽にキャッチアップ出来るのがとても嬉しく、有り難く思います。

阿久津さんは、私が幸楽苑ホールディングスの社外取締役をしている事に感心して下さったようで、「活躍してるね!」とエールをくれました。
元をたどれば、前職の役員就任依頼連絡をくれた、同じくバックスグループ出身の元同僚のお陰だったと思います。

阿久津さん曰く、コロナの影響で特需が生じている企業もある他、オフィスの増床を考えていた企業は、優秀な人材であればリモートワークで全く問題がない為、増床を取りやめたそうです。

アフターコロナ、企業の管理スタイルも色々変わって来そうですね。

【Withコロナ】従業員のテレワーク化

新型コロナウイルスによる、自粛期間中、今までオフィスで働いていた従業員たちをテレワークに切り替える状況が発生しています。
割とフレキシブルな勤務体系であった企業にとっては、社員のテレワーク化はさほど困難ではないと思われますが、全く不慣れである企業にとっては右往左往してしまう事もある模様です。

出社しなければならないという思い込み

ある企業では、テレワークの指示が出ているにも関わらず、出社してくる社員が居るとの事。必ずしもオフィスでなければ出来ない性質の業務ではないポジションでも、出社しなければならない。と思い込みのある社員の考えを変えることが必要だったそう。

また、コロナショック対策を命じられたある管理者は、自らが陣頭を執らねばと、遠隔ではなく毎日オフィスに通い続けているという。これも物理的要因ではなく、心理的要因に依るものだそう。

これらに対処するには、曖昧なラインをなくし、出社禁止という白黒をつける事で、真面目さ故の罪悪感を打ち消す事が出来るようになるでしょう。

ツールの活用

現代では、電話やメールに加え、ドロップボックス、スカイプ、チャットワーク、ズーム、スラックなど、無料で使える便利なツールが存在しています。
書類や情報をシェアし、プロジェクトを複数メンバーで進める事も、これらのアイテムを利用する事で実現できます。
普段使い慣れていない企業や管理者や社員も、通勤時間が無くなり時間の余裕が生まれているであろう今、新たな便利ツールを活用する練習期間にすると良いと思います。
また、勤怠管理については、遠隔でも出退勤管理が出来るシステムもありますので、管理が気になる際にはこういったソフトウエアを利用する事も選択できます。

個人的な意見ですが、これを機に近い将来には勤務時間ではなく、成果によって管理・評価されるようになっていくのではないでしょうか。

社内人材を発掘するチャンス

こういった有事の際に、現状打破のアイデアを出せる人材は大変貴重です。アイデアを思いつくというスキルは、後発で身に付くものではなく、素質によるものであるので、こういった人材は将来の幹部候補としてマークしておく事をお勧めします。
起業人事戦略論では、リーダーは生まれるものか、育てるものか、という議論があり、結論としては、リーダーは生まれ持った性格による素質であるという研究があります。本人の自覚の有無に関係なく、人を惹きつける力や、困難を打開する力を持った人材を社内で見つけたら、その素質を存分に発揮できるボジションに就いて貰う事を検討すると良いでしょう。

海外進出を検討する際にすべきこと

※このページは未完成です。少しずつアップデートしていきます。

事業の拡大やリスクヘッジを踏まえて海外進出をする企業が増えてきている中、何から手を付けたら良いのか分からないという経営者の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

海外進出を視野に入れた際にすべきことをご紹介します。

1.自社の分析

これは、国内事業でも同じなのですが、どこに何を出すのが良いのかを、マクロ視点で認識することが目的です。
一般的に用いられている分析例をご紹介します。
●SWOT分析。自社の強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)を明確にし、それを掛け合わせた分析をすることで、より深い認識を得る事が出来ます。
以下、フォーマットをご利用ください。尚、分析例は英語での記載となっておりますので、ご了承ください。