英語は仕事で一応使っているのに、何となく自信が持てない。
英語に自信がなくて、上手に話せず、躊躇してしまう。
そんなお悩みを持っている人に多く遭遇します。
特に留学経験もなく、大人になってから英語を学ぶと苦労の連続ですよね。
私もそうでした。
それでも、単身で海外に渡り、7年間海外ビジネスを経験し、英国MBAを取得することが出来ました。
ぶっちゃけ、今でも語彙力が足りず、辞書のお世話になり続けていますし、日常会話の理解度は80%程度の時がありますが、それでもどうにかなっています。
そんな私の体験を通して、8割の理解度でも何故どうにかなっているのか、どうやったら英語に自信を付ける事が出来るのか、を解説していきます。
よくあるケース 【英語に自信が無い人 3つの理由】
私が実際に国際ビジネスの場や、国際会議、インターナショナルパーティーなどで出会った人達から、英語に自信が無い理由について聞いた最も多い理由が以下でした。
1.仕事で英語は使っているけど、日常会話が苦手。
2.会話レベルは習得しているけど、発音するのが恥ずかしい。
3.通じなかった時が、猛烈に恥ずかしく感じる。
因みに私自身の経験では、コツコツと英語の勉強は続けていて、何となくレベルで話せていた状態で、留学経験もないまま、スーツケース1つで香港に行って、そのまま帰るのをやめ、7年居住しました。英国MBA取得は後の事でした。
最初は全く英会話に自信などありませんでしたが、そこで生活する為には広東語か英語が不可欠でした。広東語の基礎知識などありませんから、必然的に英語が選択された訳です。
さて、英語に自信が無い理由について1つずつ解説します。
1.仕事で英語は使っているけど、日常会話が苦手。
こういう人、物凄く多いんです。
何故か。
理由は簡単です。
仕事での会話範囲は仕事内容に限られるので、いきなり関係ない話が出てくることはありません。
日常会話、特に他愛のないお喋りでは、話の内容が多岐にわたり、話も色々飛ぶので、難易度が高いのです。
意外かもしれませんが、ビジネス会話よりも日常会話の方が難易度が高いのです。
英語のスキルを聞く場面でも、ネイティブレベル、ビジネスレベル、日常会話レベル、あいさつ程度、といった具合に並んでいる事が多いと思います。
このような順に並んでいると、一見ビジネスレベルの方が上級に見えますよね?
でも違います。
仕事では、実は理解度が8割程度、では困りますので、分からない事があれば聞きますよね?
それは、日本語でも同じことだと思いますし、英語に自信が無い場合は、特に慎重に確認をしながら業務を進めていることでしょう。
でも、日常会話で何度も確認する事に引けを感じてしまい、結果的にモヤモヤが残って、自信喪失に繋がっている事が多いのです。
解決アドバイス:
●ビジネスよりも実は日常会話の方が難解という事を理解しよう。
●分からない事があったら、遠慮なく聞こう。
●大勢で話している時に流れを止めたくない、でも分からないという時は、こっそり隣の人に聞く勇気を持とう。
分からない事があった場合は、自分が分からなかったことを見つけた。と考えて克服すれば、ステップアップに繋がります。
2.会話レベルは習得しているけど、発音するのが恥ずかしい。
英語の発音って、日本語と全く異なる上に、自分でやってみるとあまり上手に出来ない為、どうにも照れ臭くなってしまう。
そういう人は男性に多いような気がします。
発音が下手。でも気にする事はありません。だって、私たちは英語ネイティブじゃないんですから。
アメリカ人のコミュニティーで英語でグループセミナーを開いたり、自分の知識と興味の棚卸のためにYouTube投稿(登録者が少数しかいない!)をしている私の発音もバッチリ日本語訛りですが、気にしていられません。
だって、直せないんですもの。
努力はしているし、少しは上手になるようにと試みていますが、子供の頃に英語を覚えた人にはどうしても追いつかないと悟りました。
解決アドバイス:
●ネイティブ並みの発音が出来なくてもOK!と自分を受け入れよう。
●発音の練習は真似をする事から始まる。こっそり影練しよう。
●話さないことには上達もしない。下手でも話しまくろう。
それでもまだ躊躇を感じる人は、YouTubeなどで非ネイティブの人達が話す英語を聞いてみると良いと思います。
インドとか、香港とか、アクセントが強烈過ぎて慣れないと聞き取れなかったりもしますが、彼らが全く躊躇してないのが見て取れると思います。
3.通じなかった時が、猛烈に恥ずかしく感じる。
自分が勇気を出して話していることが通じない時、恥ずかしくなってそれ以上伝えるのをやめてしまう事はありませんか?
これを乗り越えるのに役立つデータをお知らせします。
世界の英語話者の75%は非ネイティブである。
この事実は、ちょっと驚きませんか?
世の中の殆どの人が第二言語として英語を使っているので、下手でも全く気にする事は無いのです!
そして、私の経験では、相手がネイティブスピーカーの場合、国際経験・グローバルマインドを持っている人とそうでない人では会話の仕方が全く異なる事に気づきました。
国際経験がある人は、他の言語を話さない場合でも、相手が理解できるようにゆっくり、ハッキリと話し、聞く場合も根気強く理解しようとします。
逆に、国際経験ゼロで、他の言語も話さず、外国人と話す事に慣れていない人は、通じない時どうしたら良いのか分からない。または、解って当たり前。といった態度になってしまう事があるのです。
解決アドバイス:
●世界の英語話者の75%が非ネイティブ!というのを思い出し、恥と思う事をやめよう。
●通じない時は、言い方を変えて試してみよう。
●何度もチャレンジする事が上達の道!トライしている自分に自信を持とう!
英語のレベルと自信は直結させるものではありません。
また、英語のレベルが低いからといって、仕事の能力が低い訳でもありません。
そもそも第二外国語を勉強している、話しているという時点で自信を持ちましょう!
まとめ
いかがでしたか?
私が香港に一人で渡った時、アパート探しやその契約、各種公共料金の手続き、など、どうにか自分でやらなければならない状態でした。
特に、人から紹介された弁護士さんと会った時が一番緊張しました。
“どうしよう。ちゃんと通じるかな。”と思いながらミーティングをした際、意外とOKだったと気づいて、物凄くほっとしました。
そして、ちゃんと通じたこと、弁護士とミーティングが出来たことが自信に繋がったのです。
生活する事が第一だったので、苦手とか、恥ずかしいとか、通じなかったらどうしようとか、思う余裕もありませんでした。
毎日使うことで、だんだんと上達し、仕事でも契約交渉が出来るレベルになりましたし、イギリスの大学院でMBAを取ろう!という挑戦もすることが出来ました。
言語の習得は毎日の積み重ねです。
日本で勉強している時には、ケーブルテレビの契約をして、見ない時でもずっと英語のチャンネルを流していました。
JCOMとスカパー、どちらも試したことがあります。
英会話学校に通うよりは、私はテレビつけっぱなし学習の方が自分に合っていました。
テレビにお金を払うなんて!と思う方、英会話教室に通うよりも格安だと思います。
オンライン英会話などもありますが、私はテキストやプログラムに沿った学習よりも、自分が興味のある個所だけ拾っていく独学の方が良かったです。
耳を慣らして、独り言で話しまくるのがお薦めです。
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