企業の社会的責任、Corporate Social Responsibility(CSR)について、何をすべきなのか分からない、お金が掛かるものなのだろう。という声を聴くことがあります。
CSRについては、ISO26000という、分かり易い指標があります。
このうち、7つのコアサブジェクトという項目があり、配慮すべき7つの領域が示されています。
サスティナビリティとCSRは何が違うのか、SDGsとの関りはどうなのか。
サスティナビリティ=持続可能であること
SDGs(Sustainable Development Goals)=持続可能な発展目標
CSRは持続可能であること、持続可能な発展目標をクリアするために企業が行うべき社会的責任を指します。よって、CSRの中にサスティナビリティの概念が含まれるということです。
そして、社会的責任として、どの位置に属するのか、というのがとても大切です。
以下のピラミッドは、社会責任の行動レベルを表したものです。(Bendell 2009)
緑色の部分、最上級は社会のリーダーシップを執り、周囲に影響を与え、共に良くなることを目指すことを示しています。
そして、赤色の最下位は、特に変化することなく、何かしらを行っているというものです。オレンジ色の部分は、リスク回避、評判の為に最低限の事を行うと示されています。
つまり、CSRに取り組んでいるパフォーマンスだけでは不十分であり、目指すべきところを理解する必要があるという事です。
今現在を判定するには、7つの領域について、フレームワークで分析してみることをお薦めします。