McKinsey &Co. とLean Inが発表したレポート( McKinsey & Company, LeanIn.Org, 2019 )では、 女性が昇進するには、ガラスの天井以前に、ごく最初のステップで、昇進を阻害する壊れたはしごが存在すると述べられておりました。
これは、昇進自体がごく最初の段階で阻害されているというもので、この事実に気付く必要があるとの警鐘です。
アメリカの記事ではありますが、日本の状況も似ているケースは多々あるのではないかと思いました。
アデコのアンケート調査によると、女性社員が管理職になったきっかけは、上司からの打診が85.8%とレポートされています。
つまり、逆を返すと上司が女性管理職を受け入れる考えでなかった場合には、そのチャンスはどんなに優秀でもやってこないという事なのです。
女性社員は皆事務職。転勤もなければ出世もない。本人の希望を聞いた事もない。
そういった会社もまだまだ日本には多いのではないでしょうか。
●女性のライフステージ変化で昇進対象にならない ⇒復帰できる制度が必要では?
●本人たちが昇進する気がない ⇒ 本人がはっきりそう言いましたか?
●昇進対象になる女性社員が居ない ⇒ 平等に評価出来る管理職が必要では?
日本はG7で最低、G20でもワースト3の女性管理職率です。
文化背景も関係しているとは思いますが、今は21世紀です。
法律で決められているから。ではなく、貴重な人材に活躍して貰う為、全体の意識を変える必要があるのではないでしょうか。